そろ〜り…
「だ〜れだ♪」
(ドゴッ!)
「ぐっは!!」
「アリオン、また貴様か。」
思いきりひじうちを喰らって、うずくまるアリオンをフェルナンドは肩越しに振り向いて見下ろす。
「ひじうちは余計だよハニー…」
「フン、そう簡単に俺の後ろをとれると思うな。」
フェルナンドはアリオンに向き直ると腕組みをして仁王立ちで言い放つ。しかしアリオンは全く懲りた様子も無く…
「じゃぁ…あえて前から狙おうかな☆」
(ガバッ☆)
「ぎゃああぁ!
ええい、くっつくな!欝陶しい!」
フェルナンドのたくましい身体にがっしり抱き着くアリオン。
「もう逃げ場は無い♪」
「人の真似すんな!」
アリオンはにこにこ嬉しそうに笑っていつものフェルナンドの台詞を冗談混じりに真似てみせる。
「んーvV」
「ぎゃー!!!」
一方的にキスを迫るアリオンと色気も何もない叫びをあげるフェルナンド。
二人の日常は騒がしく過ぎていく…
終
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